スポンサーリンク

受給者証の更新手続き その4(提出と受け取り)

全身性強皮症

 年に1度訪れる「特定医療費(指定難病)受給者証」の更新の時期が来ましたので更新手続きに必要なことについてご紹介いたします。量が多いので数回に分けてご紹介しています。今回はその4になります。前3回までの内容を知りたい方は下記投稿をご覧ください。

お住まいの都道府県によって異なることもあるかと思います。私は東京都の例を紹介しますので、他の都道府県にお住まいの方は参考程度にお読みください。

窓口へ提出

 その3までで提出する書類の作成と準備は終わりました。今回は実際に窓口に提出する方法をご紹介します。おおげさに前置きするほどのことではありませんが、役所の難病更新の窓口に持っていくだけです。簡単ですね。窓口の方々のほうが、何件も扱っていて私たちより詳しいですので、私は大舟に乗ったつもりで任せてしまっています。なお、郵送による受付を行っているところもあるそうなので、窓口へ行けない場合は役所に問い合わせしてみてください。

手続きに必要な書類

全ての方が提出する書類
①特定医療費支給認定申請書
②臨床調査子個人票
③個人番号に係る調書

該当する方のみ提出する書類
④住民票
⑤健康保険証の写し
⑥保険者からの情報提供にかかる同意書
⑦世帯の所得を確認するための書類
⑧公的年金等の収入等に係る申出書
⑨生活保護受給証明書
⑩指定難病に係る医療費等の総額が確認できる書類
⑪小児慢性特定疾病医療受給者証の写し
⑫世帯員の特定医療費(指定難病)受給者証の写し
⑬委任状

確認のため窓口で提示する物
⑭身元確認に必要な物
⑮個人番号の確認に必要な物
⑯法定代理人であることを証明する書類

窓口で提示する物については触れていませんでしたのでここでご紹介します。

⑭身元確認に必要な物

 以下のいずれかの原本を提示します。アの場合は1つ、イの場合は2つ必要ですのでご注意ください。

ア.顔写真が掲載されている官公署が発行した証、又はそれに類するもの
  ・個人番号カード
  ・運転免許証(経歴証明書でも可)
  ・旅券(パスポート)
  ・在留カード
  ・特別永住者証明書
  ・障害者手帳 等 のうちいずれか1つ

イ.上記アの証明書類の提示が困難な場合
  ・申請者等印字された申請書
  ・特定医療費(指定難病)受給者証
  ・健康保険証
  ・年金手帳
  ・児童扶養手当調書
  ・通知カード 等 のうちいずれか2つ

⑮個人番号の確認に必要な物

 以下のいずれかを提示します。

患者本人(ただし、患者本人が18歳未満の場合は保護者)の

ア.個人番号カード
イ.通知カード
ウ.個人番号が記載された住民票の写し
エ.個人番号が記載された住民票記載事項証明書

⑯法定代理人であることを証明する書類

 法定代理人の方が「③個人番号に係る調書」を提出する場合に提示が必要です。患者本人が18歳未満の場合の保護者は除外されます。以下のいずれかを提示します。

ア.戸籍謄本
イ.後見に関する登記事項証明書
ウ.裁判所が決定した旨が確認できる書類

提出

 書類の準備ができたら役所の窓口に提出します。難病更新を受け付けている窓口を探してください。窓口が多くてわからない場合は総合案内の方などに聞きましょう。
窓口に来たら整理券をもらって呼ばれるまで待ちます。呼ばれたら窓口に行き、提出する書類と身分証等を提示します。窓口の方がその場で簡易的に確認してくれます。間違いや不足があればその場で訂正させてくれます。確認が終わり受領されたら終了です。

不足の書類があるともう一度役所に行かなくてはならない場合もありますので、役所に行く前に入念に準備と確認をしておくほうがいいと思います。ただ、年に1回の手続きなので前回のことを忘れてしまうんですよね。なので、私は毎回の申請内容を役所に提出する前にコピーをとっておいて保管しています。次回はそれを見ながら書類を作成するとスムーズです。

 今回初めて経験したのですが、潰瘍の治療のために1か月おきに通院していたので、「高額かつ長期」の制度の対象となりました。来年から適用されると思っていましたが、窓口の方からすぐに切り替えることができるのでその変更申請も行いましょうと言っていただき、その場で書類を作成して申請できました。1か月もたたずに上限金額が変更された受給者証が届き、11月にはその受給者証を用いて診察できました。

一斉更新の場合は9月末までに申請して受給者証が届くのは12月ですが、このように変更申請の場合はすぐに届くことが分かりました。皆さんも面倒くさがらず躊躇せずに申請は早めに申請しておいたほうがいいですよー!今回、変更申請を提案してもらえたこと、すぐに受給者証が届いたこと、これはとてもいいことでした!

受け取り

 私の場合は各年1~12月の期間の受給者証ですので、1月に使えるように届かなければなりませんが、今年は12月13日あたりに届きました。新しい受給者証をもらったらすぐに古い受給者証と交換して診察券と一緒に保管しておきましょう。もし、次回診察する際に新しい受給者証を忘れてしまうと面倒くさいことになりますからね・・・(経験済みです笑)。

まとめ

 4回にわたり受給者証の更新手続きについてお話してきました。年に1回ですのでそこまで苦ではありませんが、各個人の状況によって提出書類が異なりますので神経は使います。まずは役所から届くお便りを隅々まで読むようにし、何か不足があっても提出期限までに間に合うように早め早めに行動することをお勧めします。
また、今回の申請内容のコピーをとって保管しておくこともお勧めです。次回書類を作成する際に大いに役立ちます。年に1回の手続きなので記憶が残っていないことが多いですが、実際に提出した際の記録が残っていると参考にすることができます。

今年の更新作業は無事に完了しました。受給者証さん、来年もどうぞよろしくお願いします!!

コメント

ブログをメールで購読

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

タイトルとURLをコピーしました